memo log

=備忘録=

忘れないようにメモしたblogです。 ※ 何か手順が載っていたりしますが、責任はとれません。

Windows Update KB5003173適用後ブルースクリーン発生(KP41発症)

 

 

このパッチを適用後、私の環境ではブルースクリーンBSoD)が連発してしまい、まともに利用できません。最初に書きます。解決できませんでした。

解決したか不明ですが、安定できるようになりました。追記しています。

support.microsoft.com

WindowsUpdateに配信されたWindows10用セキュリティ更新プログラムKB5003173に色々な不具合が報告されています。

  • エラーコード0x800f0922によりインストールに失敗する
  • Outlookの件名や本文が表示されなくなる
  • ゲームや動画のパフォーマンスが低下する
  • オーディオがクラッシュする
  • USBポートに異常が発生し、マウスが動かなかったり充電ができなかったりする
  • 起動から約5分後にBSoDが発生する ←今回の記事(解決できず)
  • HDD,SSD内のシステムファイル破損(Twitterで報告者確認)
  • SMBが壊れる(Twitterで報告者確認)

参考サイト

Twitterkb5003173 - Twitter Search

英語サイト:Windows 10 update KB5003173 causing USB port, Outlook mail, performance issues & also fails to install for some | WinCentral

 

起動から約5分後にBSoDが発生する

色々不具合が報告されている。私の環境ではインストール自体は問題ないのだが、ブルースクリーンBSoD)が発生しまともに利用できない。

 

 

 

停止コードの内容

停止コードの内容はCLOCK_WATCHDOG_TIMEOUT

f:id:Arisha:20210515225246j:plain

BlueScreenView.exeの内容

f:id:Arisha:20210516094339p:plain

f:id:Arisha:20210516094422p:plain f:id:Arisha:20210516094442p:plain

CLOCK_WATCHDOG_TIMEOUT の一般的な解決方法

CLOCK_WATCHDOG_TIMEOUT の一般的な解決方法は以下の通りだが
全て試しても改善しなかった。

  • 不要なUSBを抜く → 改善しない
  • BIOSアップデート → 改善しない
  • 電力不足 → 足りている
  • ドライバを更新する → 最新のはずだが一括更新は逆に不具合が出そうなので未実施
  • グラフィックドライバを下げたり最新にしたりする→改善なし
  • オーバークロックを解除する → そもそもOCしていない (※)
  • メモリテスト → エラーなし(そもそもパッチ適用前は快適ですし)

そもそもCLOCK_WATCHDOG_TIMEOUTのトリガーはKB5003173のインストール
KB5003173をアンインストールしたら改善するため、KB5003173が原因 

色々試して見るが、解決できないため諦め

その他細かいことを色々試すが、解決できず。
KB5003173 BSoD」で検索しても発生しているのは私だけだが
単純にTwitterで「ブルースクリーン - Twitter Search」で検索すると、ブルースクリーン連発している人が何人か見つかる。

詳細を述べていないが、この方達も私と同じでは?と思われる

 

追記:よく言われるがMicrosoft Edgeは使っているのでインストール済み

Windowsアップデートの適用を遅らせる

Windows 10 homeでは最大35日間Windows Updateを一時停止できる。

今回の事象、もうどうしようもないため35日間停止を行うことにした。

セキュリティが低下するが今回のような不具合時には有効。
実施は自己責任で

  1. Windows Updateを開き、詳細オプションを開く

    f:id:Arisha:20210516100045p:plain

  2. 更新の一時停止から最大35日間停止することができる

    f:id:Arisha:20210516100136p:plain

ブルースクリーン克服に再挑戦(2021/5/18)

やっぱり性に合わないため、解決したく色々と実施。
色々な方のTwitterを見て何かヒントがないか調査

「お、KP41病か。懐かしいな。・・・・・・ちょっと待て」

急いでイベントログを見直したところ

f:id:Arisha:20210517234202p:plain

f:id:Arisha:20210517234819p:plain

 

はい、KP41病です。
大昔に悩まされたことがあります。

KP41病に関しては検索をするとたくさん出てきますので、そちらのほうが詳しいと思います。

www.google.com

行った事と結果、安定するまで何をしたか記載します。

メモリ交換や電源交換などお金がかかるのは行いたくないので
なんとか設定で改善できないか試行錯誤
(※2022/7/11スクリーンショット追記)

  • ページングファイルの削除、作成しない設定
    →若干の効果ありだが改善せずBSoD発生
  • 電源プランをRyzen balanceからHigh Performanceに変更
    →同様に若干の効果ありだが改善せずBSoD発生
  • 高速スタートアップの無効
    →同様に若干の効果ありだが改善せずBSoD発生
  • BIOSの設定から以下を変更
    Memory Frequency DDR4 2600MHz→DDR4 2400MHz
    Precision Boost Overdrive (PBO) : Auto → Disable

     

    Core Performance Boots (CPB):Auto → Disable

    変更箇所

    まだ様子見段階ですが、最後のBIOS設定を行うとBSoDが発生しなくなりました。
    メモリは2400MHz使っているのですが、なぜか2600になっていた。

◆注意◆
PBOとCPBを無効にすることにより、Ryzen 7 3700Xで4.0GHz以上出ていたのが
定格の3.6GHz以上でなくなりました。
しかしながら、これが本来の基本性能です。

※本記事の最初の方でOCはしていないと書きましたが、完全に見落としていました。すみません。

これにより、ほぼ解決しました。一時休戦です。
最後まで見ていただきありがとうございました。

あとがき

PBOとCPBが原因とは……。1年くらい使っているのですがなぜ今更。
KB5003173と何か相性が悪いのかな?もしくはその辺りのチェックが変わったか
厳密化されてしまったか。もしくは単純に私のPCの電源が足りていないのか。

今後のWindowsの大型アップデートで戻して試してみようかな。

Precision Boost Overdrive (PBO)とは?

PCの負荷に応じて電力や性能を上げること。3.6GHz以上に引き上げ、4.2GHz前後を出すことがあります。

Core Performance Boots (CPB)とは?

こちらはややこしいため、簡単に言うと
RyzenはたくさんのCPUコアがあるため、他のコアが休んでいる場合そのコアに仕事を振り効率化を図るようなもの。これによりPBOと同様に4.2GHz前後まで跳ね上がります。